小池選手 史上3人目の9秒台 突入!! なぜ達成できたのか考察
どもです。
皆さんニュースなどの速報でもう確認したかと思いますが、小池選手が20日、ダイアモンドリーグ ロンドン大会の決勝で9.98(追い風:0.5m)のベストタイムをたたき出しました。
最高峰の国際試合で、名のある選手、そして隣のレーンに桐生選手がいる中、
彼は最高のレースを見せてくれましたね。
日本人選手が2人決勝に参戦することは知っていましたが、2人の予選の走りをみたところ、ベストタイムは今回でないのかなぁと思ってました。
衝撃の9秒台
そしたら、まさかの小池選手9秒台。
もー、ほんとにびっくりですよ笑
スマホの速報見て、「ウォアエ!!!」みたいなわけわからん声でました笑
9秒台のベストタイムを持ち、100mが本職の桐生選手が9秒台をたたき出したのなら、まだ驚きは少なかったです。
まさかの、200mが本職である小池選手が9秒台出すとは、、、、
今シーズン100mで記録出すほど小池選手って好調な様子を見せていましたっけ?
桐生選手も今シーズンは不調なのかなぁと思った矢先に9秒台を出したり、この世代の100mのベストタイムを出す時期は全く予測できません。笑
まだまだ私も観察力不足です。
なぜ今回9秒台を出すことができたのか?
なぜ今回、小池選手は9秒台を出すことができたのでしょうか。
今回の小池選手の走りを見たひとはすぐに気が付いたと思われるのですが、
ピッチのえげつなさですよね笑
決勝に残った選手の中でも、ダントツの回転数。
どうやら、1秒間に5歩以上刻むピッチのようです。
1秒間に5歩以上て相当なレベルじゃないですか?
実際、歩幅を相当狭くしても達成するのは難しいほどのピッチ、、、
本当に恐ろしい笑
そして、フォームの無駄のなさ。
まさに、効率的にエネルギーを推進力に変換する最適なフォーム。
昔と比較すると相当変化があったのではないでしょうか。
昔の小池選手といえば、その屈強な体格から容易に想像できるパワー系スプリンター。
彼の骨格筋の体積の大きさを考えると、スプリントにおける最大発揮筋力は凄まじいと考えられます。
その筋力の大きさからか、まさに制御不能かのような全身を使ったダイナミックなフォームが彼の強みでもありましたね。
そしてコーナリングの技術力の高さ。
200mでは、コーナーから直線にかけて遠心力をうまく利用し、高いパフォーマンスを発揮。
当時、200mの北海道高校記録を塗り替えました。
逆に、100mではそのダイナミックさが無駄な動きになってしまうため、彼の持ち味がうまく生かされてませんでしたね(それでも高校時代の100mベストは10.3台のハイレベルですが、、、)。
今回の100mでは、そのダイナミックすぎるフォームが改善され、コンパクトなフォームになっていましたね。
コンパクトになったからこそ、無駄な動きがなくピッチも高まったのではないのかと、考えました。
また、彼の上半身の使い方も変わりましたね。
そして、腕振りの軌道と、手の握り方。
ロニーベイカー選手の上半身の使い方に少し似ている気がします。
ただ、肩が振られているのではなく、肩周辺から腕振りを先取りしているかのような動作。
走りの無駄を感じませんでした。
フォームのコンパクト化。このような変化があったからこそ、小池選手は史上3人目の9秒台を達成することができたのではないでしょうか。
今後も小池選手の活躍を見逃すことができませんね。
そして、9秒台を出した後のピース。
可愛かったですな笑
ではまた!